

第5回 〜支給品vsレプリカ・フェイク編 その2〜
最近、管理人は今更ながら、アンブロ時代のマンU/ベッカムユニの情報を集めています。『#7 BECKAM』の背中に魅せられている訳ですね。我ながら実にミーハーです…(汗)。
さて、改めてこの頃のベッカムユニを情報を集めて見ると、次々に出てくる奇怪?な『支給品』やら『実使用品』。支給ユニに関して特に規制の強いマンUなのに、何故こんなに多く存在する
のか…。紐解いていくと、その殆どが単なる『メーカー放出品』、『選手仕様』や『フェイク』であることが分かります(私が見た限り十中八九、これに相当する物です)。100周年(vodafone)も
同様で、『リバーシブルでない=選手支給品』とは言えず、これまで確認した中にもフェイクと断言してもよいであろう物が数多く存在します。SHARP、vodanoneともにピックアップしたいのですが、
スペースと情報確保の関係上、今回は97/99のマンUアウェイのユニについて、レプリカと違いやフェイクの一例をご紹介します。
97/99 マンチェスターU アウェイ (A)プレミアリーグ用 ユニフォーム| タグコード | 6(もしくは2) | その他 (主に2桁) | ||
| チームエンブレム | 金の比率高など | 金の比率低など | ||
| チームエンブレム周囲 | 真っ黒 | アンブロ透かし有 | ||
| チームエンブレム裏地 | 直刺繍 | 縁取のみ | ||
| UMRROロゴ裏地 | 白 | 黒 | ||
| オフィシャルネーム/ナンバー | 7cm / 24.5cm | 6.5cm / 22.5cm |
a〜eの画像(クリックで大きくなります)
その他、スリーブパッチのサイズにも若干の違いがある他、生産国(選手用はイングランド製/レプリカはイングランド製を含め中国製などある)、ユニ素材
(選手用はポリエステル85%もしくはコットン100%、レプリカはポリエステル85%)に違いがある場合もあります。(※ 画像eはS.H.氏提供)
補1)
ユニ本体はCL用、プレミア用で違いはありません。但し、CL用に関しては、96/97はネーム上に黒のタグが縫い付けられていましたが、97/98では外されていました。
補2)
当時、Chris Kay製のオフィシャルネーム・ナンバーは、選手用と同質・同サイズの市販はありませんでした(但し、異質・同サイズの物の市販はありました)。
補3)
CL用のネーム・ナンバーは市販自体されていませんでしたが、大小様々なサイズのパチ物が存在します。プレミア用とは異書体ですが、基本的に同サイズです。
上記を基本情報として踏まえた上で、以下にフェイクと思われる物をご紹介します。
※ 私の経験に基づいた、あくまでも一個人としての意見ですので、100%とは言えませんが…(汗)。
この点予めご了承ください。
これは、以前メールにて『match worn』と紹介された物なのですが、詳細な画像がなくても一目で判断のできる代物です。 何が悪いのか…。ネーム・ナンバーの位置関係ですね。
実際にベッカム選手の試合画像と比較してみましょう。3枚のベッカム選手画像を用意しましたが、いずれも試合日は異なります。これらを見ると、バラつきが殆どなく決まったポジ
ションにマーキングされています.つまり、タグの文字サイズ半分下にネームがあり、さらに同間隔でナンバーがあります。『BECKHAM』の『C』の右端〜『H』の右端を少し超える位置に
『7』 が施されています。・・・言葉では説明しづらいですね…(汗)。ホーム用にも共通して言えるのですが、この年代のマンUのマーキングは個体差が殆どありません(これは、あくま
でも今回のユニに関して言えることで、マンUでも実際、02/03などはネーム間隔やアーチの強さなどバラバラですし、他チーム物でも同様に、統一性がないケースの方も多いので、
『一般論としては成り立たない』かとも思いますが…(笑))。
『実使用』ではないにしろ、選手用の特徴を持っていれば『支給品』の可能性もあるのでは…という見解もあるかもしれませんね。確かに100%否定はできません。ただ、私個人的に
は『実際にこういったタイプのユニが着用された形跡がないのに、なぜ実際に支給されたと言えるのか…』という疑念を抱いてしまいます。

下のユニは、海外の某オークションで『match worn』として、販売されていた物です。画像1枚目のフロントはエンブレムの細部が確認できないので、ここでは省略します。
画像2枚目のネーム・ナンバーの大きさや位置関係は問題なさそうですね。ちなみに、タグコードの画像はありませんでしたが、『6』なのだそうで、この情報だけに関しては
OKです(それでもタグその物や縫い目のチェックは必要ですが…)。余談ですが、スリーブパッチから98/99用だということが分かります。
ただ、確実におかしい部分があります。どこか分かりますか?
画像3枚目をご覧下さい。
『チームエンブレム直刺繍(上記表ポイント3)』にも関わらず、『UMBROロゴ裏地が黒(上記表ポイント5)』なんです。加えて、上述していませんでしたが、ポイント3の画像を見ると
わかるように、レプリカのチームエンブレム裏地の赤い縁取は、支給品の場合、白糸の比率が高いですが、このユニはレプリカのように赤糸の比率が高いですよね?
したがって、選手用に似せてレプリカを追加工した物と想像できるかと思います。つまり選手用の特徴として『タグコード』『エンブレム直刺繍』を知っているコレクターは手を出し
かねないユニなんです。製造者・販売者の悪意が感じられますね。『支給品/実使用』と売られている物の中には、こういったタイプが数多く含まれています。
余談ですが、これ『オールド・トラフォードで働いている友人』から入手したのだそうです。きっと…オールド・トラフォード『郊外』の路面店にでもいるのでしょう(笑)。
以上、簡単な例を2点ほど挙げてみました。フェイクはまだまだ存在しますが、こんな風に消去していくと、本物とのめぐり合わせは実に難しいと分かってくるんですよね。
ユニの流出経路は本来限られていますし、上記のように見分けのつく物ばかりでもないので、ユニの購入先へのコダワリも必要であることは言うまでもありませんね。
一方でフェイクが出回ることで、オークションなどでは、本物が正当な評価を受けなくなりつつある傾向にあります。それなりの資金を投入しているコレクターには実に
不愉快な話だったりもします。こんな状況でもユニに投資していく管理人は、我ながらよっぽど物好きなんだろうなぁ…と思います。
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